からだによく効くプラス思考 (自律神経失調を克服するこつ)
ヒトが健康をたもつためには自律神経を良好にコントロールすることが鍵となります。
めまい、耳鳴、のどの違和感などを訴える患者さんには、
ストレスと上手につきあうこと、
症状に対するこだわりを減らすこと、
心地よい生活をこころがけることなど、説明してきましたが、
言うことは簡単でも、実践は難しいと感じていました。
自律神経失調はどうしておこるのでしょうか?
自律神経は、体温、血圧、心拍、呼吸、免疫、ホルモン分泌など、
ヒトが生きるうえで基本的に重要な要素をオートマチックに調節してくれる機能です。
脳科学の進歩により自律神経をコントロールするのが、潜在意識であるとわかってきたそうです。
(潜在意識には無限のパワーがあり、これを自由にコントロールできるのが人生を成功に向かわせる鍵とのことです)
さらに潜在意識をコントロールするのは、意識(人間が人間らしい行動をおこなう前頭葉の機能)だそうです。
すなわち、自律神経失調の原因は潜在意識の不調にあり、その原因は意識の持ち方が間違っているためらしいのです。
言いかえると、正しい意識を持つことによって自律神経失調を克服できる ということになります。
それでは正しい意識の持ち方とは何でしょうか?
世間でよく言われるのが「プラス思考」ですが、
表現があいまいであり、人によって感じ方が異なってしまいます。
(私は、がむしゃらにがんばるのがプラス思考と思い込んでいました(A型です 笑)が、間違いでした)
もっと具体的で簡単に記載された本はないかな?と探しているうち、
中村天風氏の著書に答えがありました。(中村天風氏をお教えくださった野口氏に感謝いたします)
怒らず 恐れず 悲しまず 正直 親切 愉快
中村天風氏は、日清戦争の頃、当時不治の病とされた結核をわずらい、
最新の医療を求めて欧米を旅行、西洋医学でなおせないことを知り、
悲観して帰国する途中、ヨガの賢者に出会いました。
その賢者のもと、人が自然(宇宙)の一部であることを知り、
宇宙の法則に従った正しい生きかたをする修行をおこなうことによって結核を自然治癒させました。
その経験をもとに人のあるべき生きかたを説いています.
中村天風氏の言葉を引用し、からだによく効くプラス思考として患者さんに配布しているのが以下の文章です。
1、マイナスの意識(損な感情)を知り 潜在意識にインプットしない
(次の感情を口に出さないようにしましょう(特に寝る前が要注意))
○ 怒らない (イライラしない、他人や世間のことを気にしない)
○ 恐れない (不安をさがさない)
○ 悲しまない (むやみに気分を落ち込ませない)
2、プラスの意識を心がけましょう
(体調だけでなく運命もよい方向に向かいます)
○ 正直 (自分を卑下しない、よく見せようともしない)
○ 親切 (人に優しく 調和を大切にする)
◎ 愉快 (くよくよしない)
言いかえると 清く、楽しく、美しく!!
3、自分が自然(宇宙)の一部であることを認識して、日々のできごとに感謝して過ごす。
「ありがとう」の言葉を口癖にする
天風氏は、宇宙にはヒトが科学の力で確認することのできないプラスのパワーにあふれている。
(般若心経の中にある空とよばれるものが、これに相当するそうです)
そのパワーを動かすのがヒトの意識と述べています。
この事実を信じて、正しい意識のもとに正しい行い(実践)をすることにより、
運命が良い方向に向かってゆくとの力強い言葉が記載されています。
上記のマイナス感情(怒り、恐れ、悲しみ)は、人間であれば、誰でも感じるものですが、
それにとらわれることによって、身体の不調が生じるということを知り、感情を軽く流すことが大切ですね。
(天風氏は、マイナス感情を流す方法として、ヨガのポーズ(呼吸法)であるクンバハカ法をすすめています
マイナス感情は、心で受けとめると、大きな影響を受けますが、お腹で受けるとたいしたことがなくなるのだそうです)
自律神経失調によく効くトランキライザーは、マイナス感情を減らしてくれるから効果があるのだと再認識しました。
また、ヨガも自分で取り組んでみたいと思いました。
私は毎朝
「今日も怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快
清く、楽しく、美しく、感謝をもって過ごします!!」
と声に出してから、出勤しています。
この習慣をはじめてから、心穏やか身体健康に過ごせるようになっています。
2008年5月アップ 2009年5月更新