手術説明・同意書

病名            慢性副鼻腔炎

手術名         内視鏡下副鼻腔手術

手術予定日         年    月    日

麻酔方法        全身麻酔 ・ 局所麻酔

手術の目的と方法  鼻副鼻腔の病変を内視鏡で観察しながら処置します。

術後の経過予想 
 
   術後ガーゼを約1週間、留置します。
   術直後、多少の出血と鼻やのどの痛みがあるかもしれませんが、
   安静と点滴で徐々に改善してゆきます。
   ガーゼ除去後、傷が落ちつけば退院となります。
   標準的な入院期間は,10日から2週間です。
   退院後、鼻内が汚れるため通院治療、内服が必要です。

手術の危険性と合併症
   
   副鼻腔のそばにある眼と脳の障害を起こす危険性があります。
   また、多量に出血する場合があります。

通常発生しないが起こりうる重大な合併症
   
   眼の障害:視力障害、眼運動障害
   脳の障害:髄液漏、髄膜炎、脳炎
   麻酔のトラブルなど


以上につき、重大な障害を起こさぬよう十分注意して手術いたします。
もし、上記及び他の合併症を生じた時は、早期に適切に対処する努力をいたします。
医師の説明に対し十分ご理解いただけましたら、以下に署名、捺印をお願いします。





内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)をうけられる患者さんへお渡しするパンフレット
                        上越総合病院耳鼻咽喉科

--- ESSとは ---
 ESSは、鼻の穴に内視鏡を挿入し、TVモニター画面を見ながら鼻内手術をおこなう方法です。
 切除する範囲は、病気を改善させるために最低限必要な部位のみです。
 このため、術後の出血や痛みが、従来の鼻根本手術よりも、はるかに少なく、
また、頬の腫れやしびれを生じません。
 また、鼻のそばにある眼や脳といった危険部位を傷つけないよう、最新のCCDカメラをもちいて、
安全を確認しながら手術をおこないます。

--- ESSの麻酔 ---
 麻酔は、手術当日の朝、鼻内に麻酔ガーゼを留置し、手術直前に痛み止めの注射を追加します。
 局所麻酔でほとんどの手術が可能ですが、鼻中隔湾曲を矯正する場合や、
両側手術で手術時間が一時間以上かかる場合は、全身麻酔をおすすめしています。
 重症の喘息や心血管系の合併症をお持ちの方は、全身麻酔にともなう危険性が高いため、
局所麻酔で念入りに麻酔をきかせて手術をおこないます。

--- 手術時間と入院期間 ---
 手術時間は、片側30分程度、両側で60分程度です。
鼻中隔湾曲矯正術を併用する場合は、これに40−60分が加わります。
 入院期間は、10日程度ですが、ガーゼ除去後、出血が続くようであれば、落ち着くまでさらに数日必要となります。

--- 手術後の経過 ---
 局所麻酔では、手術当日いっぱい、全身麻酔では手術翌日朝までの間、ベッド上での安静が必要です。
ガーゼを抜いた日も、出血しやすいため半日安静が必要です。
その他は、通常の生活をおこなっていただきます。
 術後の鼻の痛みは軽度です。ただし、両方の鼻にガーゼが入っている間は、口呼吸をせねばならなくなるため、
のどの渇きや痛みを少々生じます。
 鼻のガーゼは、手術の翌週明けより抜き始め、その後、ネブライザー吸入が始まります。
 出血が止まり、傷が落ち着けばそろそろ退院となります。
 退院後、1ー2週間は汚れがたまりやすいため、頻回の清掃治療が必要です。
 内服薬は、2ー3ヶ月を目安に服用していただきます。
 手術後も、ポリープが再発しやすいため、定期的に診察を受けてください。