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2008年4月18日(金)

トイレのお話


 トイレといえば皆さんは水洗の清潔なものを連想するだろう。しかし昔は決してそんなものではない。

 私の父の実家は築何十年も経っており、トイレは汲み取り式の俗に言うボットン便所である。照明は裸電球1つだ。当時幼かった私にとってこのトイレはまさに恐怖そのものだった。

 こういった類のトイレは、住居から離れたところにあることが多い。実際にそのトイレも一応家の中ではあるが、玄関から数メートル先にある。もちろんその間に照明は無い。

 そして最大の恐怖は「大」の際に訪れる。私の下にはブラックホールとも思える真っ暗な空間が広がっているのだ。そして下からは小さな虫が出てきたりもする。

 それに追い討ちをかける事実。それは、拭いたあとの紙を便器に捨てることができないということだ。なぜか。その家では紙は永久に進化できず、今でも便器横のゴミ箱に捨てられるのだ。

 自分はいつの間にか大きくなったけれど、小さいころからアレだけはなぜか変わらずそのまま…そんな存在が1つや2つあった方が、成長というものをより強く感じられるのかもしれない。


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